「お墓の跡継ぎがいない」とお悩みのあなたへ。ご先祖様も、あなたも、安心できる道があります

ご先祖様から受け継がれてきた、大切なお墓。 これまで、あなた様は、お一人で、あるいはご夫婦で、懸命にそのお墓を守ってこられたことと存じます。夏の暑い日の草むしり、遠方への大変なお墓参り。そのご尽力には、本当に頭が下がる思いです。

しかし、ふと、この先のことを考える。 「自分が元気なうちは良いけれど、この後、誰がこのお墓を守ってくれるのだろう」 「自分の代で、ご先祖様のお墓を無縁仏にしてしまうわけにはいかない」

そのように、誰にも相談できない責任感と、先の見えない不安に、心が押し潰されそうになってはいませんか。 その重荷は、決してあなた様お一人が、背負い続けなければならないものではありません。

まず、その尊いお気持ちと、これまでのご尽力に敬意を

跡継ぎがいない、という現実の中で、お墓の将来を案じておられる。 そのお気持ちこそが、あなた様のご先祖様への愛情と、ご自身の責任感の深さの何よりの証です。これまで、本当によくお墓を守ってこられました。まずは、ご自身のその尊いお気持ちと、長年のご尽力を、ご自身で認め、労ってあげてください。

それは、あなた様のせいではありません。時代の大きな変化です

「跡継ぎがいない」というお悩みは、今や、決して珍しいことではありません。 少子化、お子様たちの都市部への移住、家族のかたちの多様化。伝統的な「家」制度を前提としたお墓のあり方そのものが、現代の私たちの暮らしに、そぐわなくなってきているのです。 ですから、どうか「自分のせいで…」などと、ご自身を責めないでください。時代の変化を真摯に受け止め、その中で最善の道を探すことこそ、今を生きる私たちの誠実な務めです。

解決策は、「場所を守る」から「祈りを託す」への移行

では、どうすれば良いのか。 その答えが、お墓を整理する「墓じまい」と、その後のご供養をお寺に託す「永代供養」です。

これは、考え方を変えれば、「物理的な場所を守る」という大変な役割から、「ご先祖様への祈りを、永代にわたって専門家(お寺)に託す」という、安心できるかたちへの移行です。

  • 無縁仏になる心配が、完全になくなります お寺が、文字通り「永代の跡継ぎ」となり、責任をもって管理とご供養を続けていきます。あなた様がこの世を去られた後も、ご先祖様が寂しい思いをすることは、決してありません。
  • あなた自身の、心の重荷が下ります 「この先どうしよう」という最大の不安から解放され、残りの人生を、心穏やかにお過ごしいただけます。これこそが、ご先祖様が最も願っておられることではないでしょうか。

おわりに

あなた様はもう、十分すぎるほど、その責任を果たしてこられました。 その最後の、そして最大の務めは、ご先祖様が未来永劫、安らかに供養され続けるための仕組みを、ご自身の代で整えてあげることです。

長年一人で抱えてこられた、その重い責任。 これからは、周遍寺に、その荷物をお預けください。 ご先祖様と、そしてあなた様ご自身の、未来にわたる本当の安心のために。私たちが、心を込めて伴走いたします。

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